なぜ構えるのか

意識

なぜ構えるのか
 人は、他の人がいる所では、緊張したり、警戒したり、様子を探ったり、気にしない様にしても、何かしら感じて構えるものではないでしょうか。それは、長年生きてきた人間の習性なのか、波調の違いを無意識のうちに感じているのか、いずれにしても、何かを感じているからだと思います。そして、そのいろいろな波調に晒されて、自分の波調も乱れたり、いろいろな影響を受けます。だから、気疲れするのです。
ある人が、「私は、どんなに波動が低いところに行っても大丈夫」と言っていました。そして、実際に脳波を測ったら完全にリラックスしている時にでる脳波がずっと出ていたそうです。そんなことがあるのだろうかと思いましたが、その人の友人である医師も「あの人はまったく乱れなくて凄いですよ、いつも安定してる」と言っていました。因みに、こういう人は憑依されないそうです。
私が思うに、その様な人は、何度も転生していて、光から闇の間の経験が豊富なんだと思います。もし、極闇の世界も知っていたら、今極闇にいる人に会ったとしても、極闇がどういうものか分かっているので、その人を怖いと思うよりも、その人の気持ちが分かる、という感じなのかもしれません。
 私は、場の雰囲気などは、体全体でなんとなく何かを感じるタイプですが、たぶんこれは、ほとんどの人が同じものを持っているのだと思います。ただ、違うのは、それを感じている自分を、意識してるかしてないかだと思います。なので、今まで場の雰囲気を感じている自分というものを、意識したことが無いと思う人は、今後、何かを感じたら、その自分を意識してみてください。そうすると、次第に、なんとなく感覚が研ぎ澄まされてくると思います。別に無理してこんなことをやらなくてもいいのですが、周りがよく見える様になる気がします。そうすると、危険を察知する範囲も拡がり、思わぬ怪我や事故やトラブルに巻き込まれることが少なくなる様な気がします。なぜかと言うと自分のスペースが拡がるというか、入ってくる情報が徐々に増えるからです。なんとなく先が見えるという感じでしょうか。または、今起きていることの把握する能力が高まるという感じでしょうか。それが段々研ぎ澄まされてくると、あまり大袈裟に構えなくてもパッと見て、自分にバンッと入ってくる情報量が多いので、こんな感じでやればいいと分かるわけです。それが、危ないことや嫌なこととすぐに分かれば、どう行動すれば良いのか分かる様になりますから、より適切に対処できるようになるのだと思います。そして、自分の波動がより安定する様になるのだと思います。
 私達人間は、知らないことには警戒心を抱きます。逆に、知っていることには特に警戒心を抱かないと思います。つまり、未知のことが多いほど、人は警戒心が強くなり構えることが多くなるのだと思います。だからと言って、なんでも調べてからやるのでは、つまらないかもしれません。机上のことに時間をとりすぎて、せっかくの、行動を伴う経験の時間が少なくなってしまいます。それが悪いわけではないのですが、地球では、肉体を持っていますから、実際に動いた方が、より学びが大きなものになり深くなるのではないでしょうか。私はそんな気がします。充分に理解しているつもりだったが、実際やってみたら大変だったなんてことはよくあることだと思います。
要するに、自分でやりたい様にやれば、それでいいのだと思います。それは、その人にしかできない経験と、その人にしか味わえない感情なんだと思います。結局それが大変貴重なのもので、その一つ一つを、集合意識で共有しているのかもしれません。
また、人は、自分の波調を周りに照射しています。それが跳ね返ってきて、いろいろな何かを感じる様です。レーダーの様なものでしょうか。つまり、自分で感じるものは、自分が発している波調に似たものを捉えているのかもしれません。もしそうなら、気持ちいいものを感じたいと思ったら、自分でその様な波調を照射しないと受けられないのかもしれません。逆に受けたもので湧いてくる感情が今の自分なのかもしれません。
この様に、自分は今、どんなものを感じているのか、それを意識して毎日過ごせば、波調の幅が広がるかもしれません。その都度、これは良いこれは悪いと裁かないで、これはこういう感じなのかと認識して、自分のものにしていけば経験、感情の幅も大きくなると思います。その様にしていけば、もしかしたら少しづつ未知のものが少なくなるかもしれません。これも、自分の本質を思い出し、大元に戻る方法なのかもしれません。

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