タブー
「宇宙的には、そんなものはありません」弁護士の秋山義胤さんの言葉です。私もそう思います。
実際は、どうでしょうか。
身近な所から、自分に直接関係ない所まで、あらゆる所に、たくさんあるのではないでしょうか。あるというよりも、認めてしまっていると言った方が適切かもしれません。
例えば、町内会では、あの人に逆らってはダメとか、芸能界では、あの人に意見するのはタブーだとか、最近、日大でもありましたね、理事長に逆らってはダメなどと、いわゆる”禁忌を破ってはダメ”と周りが時間をかけて認め続けて来たことで、タブーが出来上がってしまったという、分かりやすい例です。ごたごたが面倒だからとか、単に逆らったら怖い目に遭うからとか、降格させられるから、干されるから、虐められるから、クビにされるかもしれないからなどの理由で嫌々従うことで、タブーの存在が出来上がるのだと感じます。
このタブーが出来上がる構図をよく知っている人は、自分の利益を、いかに楽をして、継続的に受けられるようにするか、という動機の元で、あらゆるタブーを作ります。
でも、それに従わない人がほとんどだったら、うまく行きません。ですから、タブーなどを作らない為には、本当に嫌だったら、従わないことです。そこを離れるのも選択肢としてありだと思います。また、戦うという選択もあります。もちろん暴力的にではありません。いずれにしても、何かしらの方法で従わなければいい話なんだと思います。
今の世界のタブーの存在も、多くの人が従ってきてしまったのが、一つの原因だと思います。嫌だけど、何かしらの理由でそうせざるを得ないと”思い込んで”、結果その存在を支えてしまっていることになっているのだと思います。一番の理由は、仕事を失う恐れ、それに伴う収入減、そして生活苦に陥るかもしれないという恐れではないでしょうか。だから、今の社会システムは、働き続けないと大変なことになると思わせる構図になっています。詳細は何度か書いてますので、今は省きます。他には、よく分からないけど何となくとか、そのタブーを作っている人達の仲間になれたら旨みを受けられる、などの理由があるのではないでしょうか。
つまり、秋山義胤さんの言葉を借りれば、「一部の人による、一部の人のための制限」です。これが、タブーの正体だと思います。政治、経済、宗教、人種、などあらゆるところに存在します。”よく分からないけど、触れない方がいいという思い込み”が、タブーを存在させ続けているのだと思います。
だから、自分の心に従うことが、いかに大切なことなのかが分かると思います。自分に嘘をつかないということが大切です。誰かが、いかにも、もっともらしく言う、”こうしなければならない”とか、”これさえやってれば大丈夫”などということは、本当にそうなのでしょうか。何でも、一旦保留して、違和感がどこから来るのか考えたり、直感を信じた方が落とし穴に落ちない様な気がします。
最近は、この様なことばかり言っていますが、これからの、デクラス、情報開示に伴って、起きるかもしれない混乱期を乗り越えるのに、非常に大切なことだと、私は思います。どう考えるかは、それぞれ自由です。でも、自分に嘘をつかないで生きる、という事をしないと、今までと何も変わらないと思います。世の中は、集合意識で作られます。多数を占める思いが現実として現れます。だから、私は、一人一人が、自分の心に素直に生きていくことが、より大切になると思います。そうすることで、少なくとも、不調和な想念が減り、より調和的な地球になっていくと思います。
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