地球とは
「思い癖を直せるところ」
私達人間にとって、地球とは、一体どの様な場所なのでしょうか。人によって様々な見方があると思いますが、私なりに、「なるほどそういうことなのか」と思ったことがありますので、それをお話します。その前に、私がその様に思った前提として、私達人間はどういう存在なのかについて、私の認識を話しておきます。
私は、人間の本質とは、永遠不滅で、”ずっとある”という存在だと認識しています。その本質を、光と言ったり、愛、命、神、真理などと言ったり、その表現の仕方は人それぞれあると思います。なぜなら、それを言葉で表すのが非常に難しいからです。
そして、本質が何かを思うことにより、その思いが持つ波動により、たった一つしかない素材を使って具現化されてきたのが、この宇宙であり、星々であり、そこに存在する様々なものということです。それらの中には、地球も、人間(肉体)、動物、植物なども含まれるということです。それらの素材は皆一緒だということです。つまり、人間とは、これら光、命、愛、真理と表現されるもの、そのものであるということです。それが人間の体を使って、その思いを、言葉や行動にて、その命を表現しているのです。つまり可視化しているのです。そして、そのそれぞれの人間の意識(無限意識)が、何度も様々なところで(地球以外も含む)転生を重ねているうちに、元々の意識(無限意識、神性意識など)を忘れてしまい、地球で言うところの肉体を本質と錯覚して、たくさんの事象を引き起こし、様々な感情を味わい、気付きを得ながら、今に至っているということです。なぜ、そんなことになるのかというと、人間には、一人一人に自由意思が与えられているからです。それぞれの自由意思を強制的に変えることは誰にもできないということです。誰かを思い通りに変えた様に見えても、それは、その人がそういう振りをしているだけです。
また、自分の目の前に起きている状況が、意に沿うものか沿わないものかどうであれ、自分の思いが元になって、それが跳ね返って来たということです。自分が思ったことや受け入れたことが元になり現実を引き寄せていることになります。この様なことの繰り返しが輪廻転生です。思い、言葉、行為がカルマ(宿題)を作り、それを解消し、また、、、の繰り返しです。しかし、これは偽我が作っているので、偽我が解消しようとするならば永遠に解消しません。だから、真我の本質に気付かなければ本当に解消できないのです。つまり、もう輪廻転生が嫌なら、自分は命そのものであることをはっきりと認識することです。実は、このことを実感すること、そして命そのものとして生きることが目標なのです。要するに、思いが具現化する速さが遅い地球にいる間に、命そのものと認識すること、その思いになれるかどうかが一番大切なことなのです。これが、前提となります。
それでは、今まで人間が地球上で繰り返して来たことを見て、皆さんはどの様に感じるでしょうか。もう過去のことを振り返り後悔しても仕方がないので、今を見てみると、相変わらず、必要以上に競争を煽ったり、その結果で嫉妬したり、恨んだり、また、学歴、仕事、容姿、財産など様々なことで、同じ様に嫉妬したり、蹴落とそうとしたり、それらが高じて、戦争したり、そんなことを今だに繰り返しており、それでも、そんなことは、もうやめようとする人の方が圧倒的に多いと思うのですが、一部の少数グループが、自分達の利益の為に、まだまだ他を支配しようとしたり、利益を独占したりを繰り返そうとしているのが現実ではないでしょうか。なぜなのでしょうか。
それは、一人一人の思いにあるのではないでしょうか。多くの人達が、巧妙に仕組まれた構図に気が付かず、または気が付いてても、目先の自分の生活が守られればそれでいいと本心を押し込めたり、気づかない振りをしているからではないでしょうか。一部の少数グループの人達はそんな人間の特性を徹底的に学んでいますから、それを逆手に取り、何を押さえたら自分達の思い通りになるのか、よくわかった上で時間をかけて仕組みを作り上げています。つまり、自分の思いに、自分だけ、家族だけ、友達だけ、グループだけ、国だけなどの思いがあると、どこかの誰かが作ったその様な仕組みに巻き込まれてしまうのだと思います。いわゆる分離感というものがあると、そんな少数グループの、どこかの誰か達と波調が合ってしまうのだと思います。これが様々な差別を生み出します。彼らはこれを巧みに助長して混乱を作り出します。巻き込まれているということは、それらの企てに乗ってしまっていたということだと思います。そうならない為には、私達は、識別能力を高める必要があると思います。それをするには、自分の内側を徹底して見つめることです。内観というものです。それは、自分の本質との一体感を得る為にするものです。
この様に、人間の思いというのは、いつか必ず具現化するのです。だから、その思いをどの様なものにするかで今が決まります。しかし、肉体を離れると、思いがすぐに伝わるので、修正したり、反省したり、それをすることができないのです。だから、地球で肉体を纏い、思いがすぐに伝わらない法則の元だからこそ、自分の思い癖を修正することができるのです。地球という所は、それができる時間というものを与えられた稀有な環境なのです。地球にいる私達は、その様な千載一遇の機会を神に与えられた存在なのです。それなのに、今生も修正できず肉体を離れてしまったら、無限意識には受け入れてもらえず(波動が合わないから)また改めて修正をしなさいということで、その、元の自分の本質である無限意識を思い出すまで、永遠に輪廻転生を繰り返すというわけです。
思いは自分に戻るというのが法則です。だから、平和な環境でみんなで楽しくやりたいと思うなら、どの様に思い、言葉にし、行動すればいいのか、それをよく考えて、気付くことが、地球で肉体を纏っている間にすることなのだと思います。
要するに、地球とは、私達の思いを修正できる、本当に貴重な所だということです。例えると、変電所の様なところとも言えると思います。私達は、思いがすぐに伝わらない法則の元にいるうちに、思い癖を修正した方が良さそうです。でも、それをするしないもそれぞれの自由なのです。私達が創り出した仮想の世界がいいのか、それとも、その仮想の世界を創り出した無限意識である”本質の私”に戻るのか、それも、それぞれの自由ということです。
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