愛を送る2

愛を送る2
　オリオン大戦という話しを聞いたことはあるでしょうか。聞いたことがあるという人は結構多いのではないでしょうか。
昨日、chie artさんのyou tubeを見たら、小学生の女の子と対談をしてました。その小学生の話がオリオン大戦についてでした。これが、本当かどうかを判断するのは、それぞれにお任せしますが、興味深い内容だったのでご紹介します。
内容を簡単に要約すると、大昔、オリオン座で戦いがあり、それは、光と闇の戦いでした。オリオンでは、ほとんどが光の存在でしたが、ある時、闇に魅入られた人が現れて、周りに影響を及ぼし、仲間を増やしていきました。それを危惧した光の存在達は、この闇に魅入られた人々を、”そちらではないよ”と思い出させる為に、”武器”を持ち、戦いました。その”武器”は、光側のものは、その放たれた光に当たると、自分が”本来は光であること”を思い出し、闇側のものに当たると、指先などから徐々に黒くなってきて、闇に取り込まれ、放っておくとどんどん増殖していくというものの様です。光側が間違って闇側のものを受けてしまったら、それに気付いた仲間が急いで光側のものを放ち、元に戻す様です。また、闇側が持っている何かが燃えたとき、その煙に触れても闇になってしまい、闇の仲間が増殖するので、急いで完全防備した光側の戦士が消しにいく様です。この小学生はこの様な戦士だったと言ってました。
戦いの最後は、一番初めに闇に魅了された人が、ようやく光に戻り、戦いに参加した人達や家族など、みんなでお祝いしました、という内容です。
因みに、この戦いにはオリオン座のほとんどの星が参加して、それ以外の近くの小さな星からも参加したとのことでした。まるで、スターウォーズですね。この映画は、元々オリオン大戦を参考にしていると言われています。
この戦いは、この話しを聞く限り、私達人間が想像するような、相手を打ちのめして、徹底的に破壊するというものではない様です。大戦というと、マシンガンや大砲、ロケット砲、ミサイル、大量破壊兵器、戦闘機、空母、戦車などをイメージしてしまいますが、かなり違う様です。地球での対戦とは、今列挙したものをお互い使用して、もうダメだというところまで打ちのめしにいくものです。相手に対して、”あなたの本来の姿は、この様なものなのですよ”と思い出させにいくものではありません。しかし、この小学生が話すオリオン大戦は、全員元々は光の存在で、それを忘れて闇になってしまった人達に、愛を放射し続けて、本来の姿を思い出させるもので、自分と違っているから、徹底的に打ちのめすというのではありません。要するに、地球で行われている戦いとは、正反対な性質のものです。私達は、善と悪、二項対立、いわゆる対立構造を前提にするもので、この小学生の話しでは、元は同じ光で、それを忘れた人を思い出させに行くというものです。この違いが、私には、非常に興味深いところです。
この話しを聞くまでは、オリオン大戦とは、地球での戦いと同じ概念だと思っていました。この話しを聞いてたら、先日書いた、”愛を送る”の冒頭に出てくる女の子の祈りに似ているなと感じました。それは、「世界中の人に愛と平和を、モンスターにも愛と平和を送ります」というものです。まさしく、”祈りで愛を送る”です。あなたは私、私はあなたという原理原則の元、総力で誰かが闇に魅了されたら本来の姿を思い出させに行くという行為です。この小学生と先日の女の子はある意味同じ事をしているのだと思います。
しかし、私達は、地球の法則に基づいて、非常に制限がある肉体を使って経験を重ねているので、今の話は、なかなか分かりづらいかもしれません。しかし、それ以外の、肉体よりも、もっと制限が少ないものを纏って経験をしている存在は、この小学生が話す様な概念の元で行動するのがあたりまえなのかもしれません。例えば、思いがすぐに伝わったり、すぐに具現化したりするのだったら、お互い秘密にしておくことがほとんどなくなりますから、基本的にいろいろなやりとりが、地球のそれとは大きく違ってくるのは当たり前かも知れません。私にとって、この小学生の話は、そんなことを納得させてくれる話でした。
　私達が、毎日毎日取り組んでいる、地球の法則の元での経験とは、制限だらけで不自由なことが多いものです。だから、それにチャレンジしようと決めたということは、たぶん、非常に勇気のある魂が、地球に来ているのだと思います。スピリチュアルな人達の中には、もう地球は重すぎるし、十分経験したから次は別の所へ行くと、はっきり言ってる人が複数人います。何となくわかる気がします。でも、地球は大変魅力的な星で、経験の場としては、一番面白いアトラクションなのかもしれません。
私達人間は、この地球にいる間に、”モンスターにも愛を送ります”と言った女の子やこのオリオン大戦の話しをした小学生が言ったことを深く理解し、それを行動で示せたら、自分にとって、より価値のあることになるのかもしれません。この制限だらけの地球だからこそ、それができたら凄いことなんだという気がします。やはり、私達は、行動するときの動機が何であるのか、また、その意味をどれだけ理解しているのかが大切なんだと思います。