戦争と平和

世界

戦争と平和
 「戦争と平和、それは、我内にあり」
 私達人間は、本当に長い間、争いを繰り返し続けています。一時、平和になったと思ったら、またすぐに、世界のどこかで争いが起こります。それは、前の争いの停戦協定のこじれからだったり、双方の仕返しだったり、武器を売りたい人の企てだったりと、様々な理由により引き起こされています。お互いにそれなりの言い分はあります。それぞれの理由として、資源(水、石油、レアメタルなど)を巡って、領有権を争ったり、国の境界線を巡るものだったり、人種間の問題だったり、ただ単に支配地域を拡大したいという理由だったり、いろいろな理由がありますが、欲深い人達は、相手を殺してまで、自分達の意向を通そうとしてきました。たしかに、我が国を守るため戦わざるを得ない状態に追い込まれたということもたくさんあったでしょう。こちらはまったく争いどころか、仲良くやっていこうとしているのに、相手が一方的に難癖をつけてきたり、手を出してきたり、それに対するこちらの対処の仕方に対して、相手が、都合のいい大義名分を無理矢理作り、戦争に至るなどのことはたくさんあったと思います。こういう場合には、お互いに裏切り者なども出るものです。現実に、これらの様な愚か者達はいます。自分の欲を満たす為に、他人がどうなろうがまったく気にもならない人達が現に今もいます。この様な人達が立てる策は非常に巧妙ですから、大きなことになる前に、その芽を摘み取らなくてはなりません。しかし、今までそれがうまくできなかったから、現在まで争いが絶えないのです。
こんなにも多くの人達を、悩み苦しめた争いで、私達人間が、死んであの世に持っていけるほどのものの為に争った人はいるのでしょうか。私が思うに、その様な人はいません。また、あの世に持っていけるものなどもありません。それらの争いのほとんどは、私達が演じる舞台の道具である、”影や幻”を独占しようと争ってきたのです。何て愚かなことでしょうか。それに気付かない人達は、「世の中の諸問題には、なかなか難しい問題を孕んでいるから、本当に平和にするのは無理なのかもしれない」と諦めてしまう人もいるのかもしれません。
それでは、その芽とはなんでしょうか。争いに至る前にあるのは、思いです。例えば「あそこには資源があるから、あの土地を手に入れたい。なぜなら、それを独占できれば、権力も握れるし、大儲けできるから」などの様な思いを持つ人がいるとします。その人達が、それを必ず達成しようと思い、行動し始めます。そして、次第に同じような思いの人達が集まり、達成に向けて突き進みます。地球のものは、本当は誰のものでもなく、みんなのものであり、みんなで使いやすく使えばいいものだと思います。
今、ここまでで、二つの思いが出ました。それは、”独占”と”共生”の思いです。どちらの思いを持つかで、言動・行動が違ってきます。そして、その後の世界の状況も大きく違ってしまいます。どの様な思いを持ち、どの様に行動するかで全体がどうなるのかということは、きちんと考えれば分かるのではないでしょうか。あとは、一人一人がどの思いに意識を向けるかです。
ただ、他人に、”これが良いからこう思いなさい”と強制することはできません。自由意思を犯すことはできないからです。だから、一方で、思いたい放題、言いたい放題、やりたい放題になるのです。だからこそ、地球は学びの場と言えるのかもしれません。
こうして見てくると、自分が、どの様な思いを持ち、どの様に行動するかが如何に重要なのかが分かると思います。つまり、その芽を摘むとは、”自分の内にある不調和な思いを摘むこと、消し去ること”なのだと思います。
世界の要所で影響力を持つ人達が、偽我の意識に満たされているなと感じて、その人達が、共存、共栄、共生へと自ら思いを変えてくれたら、一気に世界は平和へと変わると思います。それは、大統領、首相、官僚、経済界のトップなどでしょうか。世界に対して、影響力の高い人々が、思いを変えれば変化は早いと思います。それでも、やはり一人一人の思いが変わらないとダメだと思います。
 人は、あれが欲しい、これが欲しい、全部欲しい、独占したいなどと強烈な執着に発展してしまうまで、思いたい放題、言いたい放題、やりたい放題をした結果、不調和な思いで心が満たされると、心の中は、いわゆる”我内は戦争状態”ということになります。
また逆に、共存、共栄、共生、という調和的思いで心が満たされると、心の中は、”我内は平和の状態”になります。要するに、こういうことなのです。だから、平和になりたいのであれば、調和的思いを持ち、誰が何と言おうと、揺れずに、その思いを言葉にし、行為に表し続けることが非常に大切なことだと思います。昔からたくさんの聖人が言っているように、”外を見るな、内を見よ”が大切です。

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