支援の在り方
「どうとかいうことではなくて、ただ放っておけないだけ」
一昨年の事だったと思います。渋谷の公園で、路上生活をしている人達に定期的に炊き出しをしているグループがあります。ある日曜日に何人ものボランティアの人達が集まり食材を持ち寄り、路上生活をしている人も交えて作る場所を設営し、共に作り、話しながら共に食べたという話しがネット上で紹介されてました。定期的に行われているので、テレビ局が取材に来たそうです。何人かにインタビューしたそうです。その中の一人の八十代半ばの女性にインタビューしたときのことです。
インタビューした人は「どんなお気持ちで援助なさってるんでしょうか」と聞いた時の答えが冒頭の言葉です。
インタビューした方が後からこの女性の一言に感動してたそうです。
私もこういうのが本当なんだろうな、と思いました。本物なんだろうなと。
近くに本当に困っていると自分が判断した人がいたら、放っておけないと感じたら、自分でできる範囲で行動すればいいのでしょう。
大々的に組織化してやらなくても出来ることはたくさんあると思います。その方が直接的で余計なものが省かれ、しかも早いでしょう。世界の何々を救いましょうと大々的にコマーシャルするよりも、隣人と仲良くすることから始めた方がよろしいのではないかと思います。皮肉じゃないです。本心です。
ユニセフや赤十字など、昔から大々的に組織化しているところを調べたら、何となく疑問に感じることがたくさんありました。お金のことを言うのは嫌なのですが、流れが分かりません。動機もコマーシャルで言ってないことにズレて来ている感じがしました。これは私の印象ですが、皆さんも一度ご自身で調べてみて下さい。衝撃的事実があるかもしれません。
なんでもそうなのかもしれませんが、組織化されて、規模が大きくなり、莫大な資金が動く様になると、動機がずれてしまうのかもしれません。それでズレてない様に修飾するために、莫大な資金を使いコマーシャルなどしてしまうのかもしれません。真面目にやっている人の方が多いと思います。でも、上の言うこと聞かないといけないですものね。やはり、チェック機能をきちんとして、在り方を考える時期なのですね。いろんな組織に言えると思います。
この冒頭の言葉をおっしゃった女性のご主人がよく話していた言葉だそうです。それは、
「世界の平和を願うなら、まずお隣の人と仲良くすることだよ」
私もそう思います。
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