本当の癒し
「外界の自分というのは、肉体という錯覚した自分という意味であり、本質に目覚めた内界の意識状態、そこに融合した意識状態がヒーリング」上江洲義秀さんの言葉です。また本当の癒しというのは、根源に目覚めることとも言ってます。
私達は、日々、仕事や学業、家事などで、いろいろ忙しくしています。そして、それらのことが原因で起こる、肉体的疲れや精神的疲れを癒すために、マッサージや鍼灸院、サウナに行ったり、スポーツクラブや登山、カラオケや居酒屋に飲みに行ったり、ランニングやウォーキング、テニス、野球など、自分に合うものを、いろいろ探しているのではないかと思います。
しかし、肉体的疲れは比較的簡単に取れると思うのですが、精神的疲れの方は意外に厄介なことが多いものです。仕事上のことが原因ならば、部署を変えたり、職を変えたりして精神的安定を取り戻す事もあるでしょう。しかし、しばらくしたら、また同じ様に精神的疲れを感じ、前と同じ様な、悶々とする日々になることもあるかもしれません。人はそんな時にこそ、本当に癒されたいと強く思うのではないでしょうか。
では、本当の癒しとは何でしょうか。その答えが上記の上江洲義秀さんの言葉です。
私達は大元(根源)から分かれた魂です。一人一人個性を持ちますが、それぞれの本質は普遍意識です。そして、外界の自分(肉体)と本質である内界の自分の差が大きくなると、次第に本当の自分を忘れてしまい、肉体的、精神的安定を失ってしまうのです。その様な時は、自分以外の人やものに意識が向いてしまっている状態で、本来の自分軸が、あちらこちらの他人軸へとずれてしまうのです。これでは精神状態は安定しません。つまり、ずっと錯覚した状態が続くのだと思います。では、どうすればいいのでしょうか。
それは、できれば毎日、自分の内側(内界)へと意識を向けることです。明想したり、椅子に座ってボーとしたりすることを続けていると、イメージや直感がピンと降りてくることがあります。それを大事にするといいと思います。自分なりのやり方で、そうした事をしていると、徐々に自分自身を思い出すことができると思います。それは、言い換えると、
“無限意識を与えられた完全意識である自分に気付く”ということです。これは根源を知ることになり、それこそが、本当の癒しだと、上江洲義秀さんは言っているのだと思います。
要するに、私達の本質は神ということになります。中心が神意識で、その周りに何層にも異なった階層があり、自分の外界の意識が、どの層と融合しているのかが重要だということです。そして中心と融合した時が、本当の癒しを感じられるのだと思います。そういうことであるならば、やはり、私達は自分の内側を見て行くことが非常に大切になるのではないでしょうか。
私は、以上の様に考えています。あくまでも私の考えに過ぎません。なので、皆様も、日々の生活で経験した出来事の中で、気になることがあったら、その時、自分はどう感じたのか、それはなぜか、なぜその様な言動・行動を取ったのかなどを意識する様にしてみたらいいと思います。その様な、実践、検証を毎日繰り返していくやり方も自分の本質を思い出す方法の一つだと思います。
私も、本当の癒しを実感してみたいです。そのために、自分なりのやり方で、日々、自分の内側を見つめて行きたいと思います。そこにあるのは、”至福”だけだそうです。
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