本当の自分を知るとは

意識

本当の自分を知るとは
 本当の自分を知るにはどうしたらいいのでしょうか。
 まず、今現在の時点で、私が頭で理解している、自分とは何かということについて、そして、その自分を知るということの意味についてお伝えします。
自分とは、命(愛)とします。大元を分けた一つが自分であり、元はそれしかありません。大元がいくつにも分けられて、たくさんの個性が与えられた”自分”が顕現しました。その、それぞれの”自分”の思いを具現化し続けています。それら全ては、ただ一種類のもので具現化されています。つまり素材はただ一種類しかないということです。思いが、花などの植物、犬や猫などの動物、金などの鉱物、微生物、人工物を創り出し、それぞれに役割を持たせました。植物は本質を表現し、動物は本能を表現し、鉱物は親和性を、などとそれぞれに役割や用途を与えました。人間は、”神性意識”を持ち、自由意思を与えられました。神の似姿です。だから、私達が思ったものは、いずれ具現化するということになります。例えば、戦争と思えば、いずれ戦争になるということです。そして、私達人間の表現の仕方は、思い、言葉、行為で表されます。私達は様々なことを思い、具現化し、楽しんできました。ところが、地球の法則の元で、生まれ変わりを繰り返すうちに、次第に、”真我である神性意識”を忘れて、”偽我である肉体”を本質と錯覚し始め、影に過ぎない、土地、金、権力、支配力などを手に入れる為に争いを続けているのです。自分で創ったものに、逆に振り回され続けているのが、現在に至る私達です。まとめると、私達は、永遠不滅の唯一の実在です。命(愛)です。そして今具現化しているものは、命に生かされています。それらは、ただ一種類のものからできています。人間の肉体、動物、植物、微生物、鉱物、人工物などすべては、ただ一種類のものからできています。つまり、唯一の命を持ち、ただ一種類のものからすべては創られているということです。違いは、役割です。
私も、あなたも、唯一の命に生かされていてただ一種類のもので創られた肉体を纏っています。役割は違いますが、それ以外は何の差もありません。ということになります。そして神の似姿ですから、無限の意識、無限の力を持っています。これが、私達の本質です。
これが、私が頭で理解している”自分”というものです。しかし、今私が言ったことを、見たり、聞いたり、体験したりしないと、本当に分かったことにはならないのかもしれません。そして、”自分を知る方法は、自分の内側を見続ける”しかなさそうです。でもそれは、ただ座っているだけではないと思います。
なぜなら、私は、一つだけ感じたこと、体験したことがあります。普段通りの生活をしている中で、椅子に座った瞬間に、今ここにいる、存在している、ずっと在るという感覚になったことがありました。地球時間で言う何億年か分かりませんが、時間の感覚が無い、今ここに在るという感覚です。ずっとここに在るという状態になりました。その時ふと思ったのは、これでは暇になるかもしれない、などということです。なんとなくそんな思いが出てきたのです。だから、私達人間は、いろいろ思い、具現化して、楽しんでいるんだな、などと思いました。ただ在るという感覚は突然来ました。孤独の感覚と言うか、確かな実在なんだ、という感覚でした。初めてのことでしたので、なるほどねと思いました。
私は、自分の内側を見ることを続けていると”存在”とはこんな感覚ですよ、などと、感覚や映像で見せられるのだと思います。自分だけのタイミングで、適切なものを体験させられるのかもしれません。それの積み重ねで、自分をしっかりと理解していくのだと思います。それが分かれば、なぜ自分を知ろうとしなければならないか、それが全体に何を齎すかが理解できる様になるのだと思います。いずれにしても、唯一の実在を理解せずに静心を保つことはできないのではないでしょうか。これは、本来の自分を取り戻すことにもなりますから、気持ちが軽くなって、どこまでも広がっていく感じがして気持ちのいいものだと感じています。
本当の自分を知るとは、目の前の事象に対して、しっかりと向き合って、逃げずに対処することだと思います。その時に、自分の本質を理解した上で出来れば尚更いいのかもしれません。

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