美しい心であること

意識

美しい心であること
 それはとても大切なことです。一人一人がそうなって初めて平和が訪れます。

 まず初めに、自分が思っていること、言っていること、やっていることを意識してみることです。それはとても簡単なことの様に感じるかもしれませんが意外にきちんとできていないものです。この自分の思い、言葉、行為を意識するということすら、何を言っているのか分からないという人、何をどうすればいいか分からないという人もいるのではないでしょうか。それだけ私達人間は、自分の思い、言動、行動を意識してないということです。例えばそれらは感情の赴くままのものだったり、都合の良し悪しだったりという基準に基づくもので、私達人間はある意味やりたい放題なのかもしれません。つまり真の自分を見失い、自分が創造した影、幻に惑わされ、迷いから意識を戻せないままの今にいるのかもしれないということです。
そこで、それらの基準へ、”他を労り、思いやり、生かす”という意識を加えてみたらどうでしょう。
今この提案をどう思いましたか?
“何それ”、”面倒くさい”、”何のために”、”何言ってんの”、”頭おかしいんじゃないの?”、
“そうだな”、”確かに”、”一人でもそんな人増えたら変わるかも”、”そうだそうしよう”、などいろんな反射的思いがあったのではないでしょうか。今反射的に思ったこと、それが自分の意識レベルです。高い低い、良い悪いという意味でのレベルではなくて、自分の今の意識の置き場所ということです。これを変えることができるかできないか、この切り替え力が重要なのだと思います。また、意識が変わった”ふり”をするのではなく、自然に”労り思いやり生かす”という意識そのものにならないとダメです。変える努力はしても無理はしないということです。少しずつ少しずつ磨き上げていく感じでしょうか。できるまで努力し続けることが重要です。一瞬でできる人や数日、一年、十年、何回もの転生、それ以上など人それぞれです。一人一人いろんな経験をしてそこに辿り着くみたいな感じです。
それでは自分の思い、言動、行動を意識してみて自分はどんな思いを持ち、どんな言動をし、どんな行動をしていましたでしょうか。改めてそれらを認識できたでしょうか。意外なことに気付いてハッとした人もいたのではないでしょうか。もしかしたら、いつも四苦(生、老、病、死)に悩み苦しみ怯えていたという人もいたかもしれません。それにやっと気付いたのであれば、これからはそんな波動を放ち続けるのをやめてみてはどうでしょうか。自分のタイミングで切り替えて(なるべく早く)、真の自分を思い出す努力を続け、精妙な心地良い波動を放ち続ける様にしたらどうでしょうか。そのできるだけ素早い切り替え力が、一瞬一瞬の今を全く違うものにします。
結論から言うと、私達人間とは意識の置き場所次第ですぐにでも”今ここに平和あり、今ここに至福あり”の境地になれる存在だということです。
 今自分に起きていることに”偶然”はありません。自らの選択の結果の現れです。つまりある意味完璧だということです。すべては必要あって現れています。それなら今の目の前の事象にどう対処すればいいのでしょうか?それは、”神の中(もう既に全員います)で愛生きる(他を労り、思いやり、生かして生きる)こと”をすればいいのではないでしょうか。
この様にできれば最高です。この境地の人の心は一点の曇りもなく美しいのではないでしょうか。「美しい心であること」、ここに至るには想像を絶する努力が必要なのだと思います。

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