自分を知る為の導入、きっかけ

自分を知る為の導入、きっかけ
「内に潜むもののみが現象に触れて反応する。」上江洲義秀さんの言葉です。
　私達は、日々の様々な出来事、現象面に触れることで、いろいろ経験し気づきを得ます。そして、本当の自分を思い出すことが最終目的であるということです。今の自分が何に満たされているか、現象に触れたときの反応、出てくるもので分かるということです。例えば、同じ現象があって、ある人は、内側が、愛と慈悲に満たされているならば、それしか出てこないということです。また、内側が、妬みや嫉みに満たされてしまっている人は、やはりそれなりの反応、それなりのものが出てくるということです。そして、それを見て、たぶん、これが本当の今の自分なのだと分かるということです。ただし、その一面だけが本当の自分ということではなくて、本当の自分のなかの今目立っている一面ということです。人間は多面的ですから、その一つですべてではありません。ただ、今内側が何で満たされているかが分かると思います。それを意識することができて、嫌なものだったら正せば良いのでしょう。私達は、その繰り返しをしているのですが、人によって、意識してやっているのか、無意識なのかの違いがあるということです。もちろん意識して、その自分を受け入れながら正していけば良いのでしょう。
方法は、日々の生活を普通にしながら、明想をして本当の自分にアクセスするのを毎日続けるのが有効だと思います。なので、明想とは、何かの能力を得るためにやるのではないということです。
あくまでも一つの考え方です。こんな面倒なことできない、煩わしいと感じる方も多いと思います。何でもその人その人のタイミングがありますから、気が向いたら、こんな方法もあります位に受け止めてください。私はこうしてます、というお知らせみたいなものですから。
ただ、この様に自分を知ろうとしてから、心が軽くなってきた事実があります。現象に振り回されなくなってきたという感じでしょうか。何かに追い立てられる感じとか、焦燥感みたいなものがだんだん無くなってきた様に思います。楽で愉しい方を選択することが増えて、また、それでいいんだと感じ、周りも”良い加減”になってきています。それが感じられるからやっているのです。心地良いからやるみたいな感じですね。今はそこを選択しています。
私がこんな事を書いているのは、読んでいただいた方への”気づきへの導入”、または、”きっかけ”になれば良いなと思ったからです。世の中にあるもので、何がきっかけになるか分かりませんから。だから、合わないと感じたら、スルーしてください。タイミングですから。今合うけど、合わなくなる時が来るかもしれませんし、その逆もありますね。なので気楽にやればいいのだと思います。とにかく、たくさんのこと、ものがありますから、その中から、自分に合うものが見つかればいいですね。