過去を手放し、自分を赦し、他人を赦す

意識

過去を手放し、自分を赦し、他人を赦す
 これをするのは本当に難しいかもしれません。自分が昔やらかした事、それに関係した人、しばらく話し合いをして、お互い精算して、赦しあって、それぞれが日常に戻り、気持ちを入れ替えて、また日々の暮らしを続けます。しかし、何かモヤモヤしたものを感じ続けている人はいるものです。その様な人は、自分にとって不利になる様なことを言われたと感じた時や、何か事が起こった時に、モヤモヤを再認識して、人によっては、過去は消す事ができないのだから、こうしなくてはいけない、ああしなくてはいけない、などと責めよる場合があります。
自分はどうでしょう。誰かに対して、過去の事で、モヤモヤ感を持っていないでしょうか。あるのではないでしょうか。
私は、あります。いや、ありますではなくていますと言った方がいいかもしれません。その人にはっきり言われました。私の方ではもう終わったかと思っていました。でもそうではなかったのです。ふとした事で、再燃するのだなと改めて思いました。これが身内だったら厄介です。親戚とか、従兄弟とか、兄弟とか、何かのきっかけで爆発するかもしれません。どちらにも言い分はあります。お互いで解決できれば良いのですが、お互いに加勢する身内が出て来ると、余計ゴタゴタが大きくなる様に感じます。
 最近、私の友人が家を出ました。家族で会社を経営していたのですが、彼は、そこを離れて、独立しました。父と子の関係で、長い間お互い抱えていた、モヤモヤ感が、ある事で再認識することになり、父親の一言で一気に大爆発した様です。その一言は、「昔から、お前が嫌いだった」です。なかなか強烈な一言だと思います。でも、父親の本音の様な気がします。もし、自分が父親に面と向かってこれを言われたことを想像したら、どうだろうと考えました。相当ショックだと思います。一瞬、憎悪の気持ちを抱くかもしれません。
私も両親といろいろありましたが、お互いを思いやる気持ちの方が優っていたと思います。ひどい言葉を投げかけられた記憶はありませんから。ただ、妻に言われたのは、あなたは、こんなひどいことを言われた事があるのよということがありました。しかし、私は全く覚えてないからモヤモヤしようがないのです。それぞれの性格も影響するのだと思います。
私の友人の場合は、どちらかが、または、両方が過去を手放せず、赦すことができなかったのかもしれません。話し合いの段階は終わり、離別の段階になったという事です。これも良い悪いではなく、お互いその選択を受け入れたという事です。少し残念な気がしますが。
私達が、地球での様々な経験を通した学びの中で一番難しいものは、過去を手放し、自分を赦し、他人を赦すことかもしれません。だから、日々の暮らしの中で大切なことは、感情が爆発する前に、一呼吸おけるかどうかなのかもしれません。感情は抑えなくていいと思います。しかし、爆発させたら、それなりの結果になると思います。この一呼吸置けるかどうかで、幸せを得られるのかどうかが決まるのかもしれません。
私達は、そういう経験を計画して来たとしても、実際、この地球でそれを目の前にすると辛すぎて、どうしていいかわからなくなることがたくさんあると思います。そして、そのまま、今生を終えることもあるのだと思います。でも、それでも、間違いなく、魂的には成長しているのだと思います。だから、今回の生、今生は、それがどう感じられたとしても、凄く貴重なものなのだと思います。

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