人間が持つ本質への回帰

意識

人間が持つ本質への回帰
 私は、悟るとは、自我と本質(本当の自分)との差を無くした状態、そこへ向かうプロセスをアセンション(次元上昇)、いわゆる思い出す過程のことである、と認識しています。人々の中には、それならもっと簡単簡潔に目的地に到達する方法があるのではないか、と考える人達が出て来ると思います。しかし、「簡潔でストレートに悟る方法があったとしても、それなりのプロセスを辿らなければその境地になり得ない。人はそのような道を楽しんだり苦しんだりしてみたい。」とのことです。山田征さんの本の中にありました。おそらく、そうなのでしょう。
 人間は、肉体を持って地球でしか経験出来ないことを、自分で選択して来ています。制限だらけの環境の中で、地球の環境の元でしか生きられない肉体を使い、その状態だからこそ経験できることを、実は楽しんでいるのかもしれません。魂レベルではということです。そして、それがどんな酷い境遇にあってもです。
少し前に、一にして多である、と話しました。私達は、元々繋がっている、が一にしてで、一人一人には個性がある、が多であるということです。なので、一人が経験して得た感情は、共有されるのだと思います。クラウドみたいなものかもしれません。制限がかからなくなると、何でも分かってしまうのかもしれませんね。それを仄めかしている本が、「アフターライフ」です。矢作直樹さんが監修しています。翻訳本ですが面白いです。なんだか、このままでいいのかもしれない、と思わせる本です。私は何だか安心する本です。
 でも、そうは言っても、人間は、あまりに辛くなると、しっかりと向き合うのが嫌になり、逃げ出したくなります。どの様にその状況を捉えて、感じて、なぜそのような感情を持ったのか、よく考えてみることにより、本当の自分というものが理解できるのかもしれません。自分で設定して来たとはいえ、それを忘れていますから、なんでこんな目に遭うの、なんて思うのが大多数の人間なのではないかと思います。そんな時に、「簡潔でストレートに悟る方法」を探し始めるのかもしれません。そして、その行為が、「内にあるものを、外に探し始める」ことなのかもしれません。これでは、いつまでも見つかりませんね。だから、「簡潔でストレートな方法」というのは、もう実は私達は行っているのです。それが、あるがまま、なるがまま、これでいいのだ、それでいいのだ、なんだろうと思います。他が代わりになれない自分、だけが経験しているのですから、それは唯一無二の貴重なものなのでしょう。やっぱり、一人一人の存在は凄いのですね。だから、あまり過度に心配しないで、今を楽しみましょう。私のサイトの一番上に書いてありますが、さて、これからどう生きようかです。少し軽い気持ちになれる視点から、私はやってみたいと思います。やり方は自由です。でも、どうせなら、全体が楽で愉しくやれる様にできるのに役立つ視点を選択したいものです。結局、この地球にいる一人一人の状態で決まりますから。今までいろいろな恐ろしい経験や、辛過ぎる経験、怖い経験などは、散々やりまくりました。歴史を見ても分かります。だから、そろそろ本来の調和の取れた、楽で愉しくやれる地球に戻しませんか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました