もの

社会

20代から40代中頃までは、有名ブランド品に興味がありました。

ネクタイは、エルメス、シャネル、グッチなどなど、締めては悦に入っていました。

これはこれで楽しいものです。品質、締め具合などお構いなしで、所謂、看板だけを見ていたという事なのでしょう。

あくまでも私の場合は、ということです。

50を過ぎて、ほぼ、全くと言っていいほど、ブランド品に興味がなくなりました。

最近は職人が一つ一つ丁寧に作ったものに目が行くようになりました。

手に取って、しっくり来ると、何とも言えない軽い感動のようなものを味わうことがあります。

ちょっと大袈裟だけど。

私はお酒を愛しているので、ぐい呑み、お猪口、ビールグラスなどを手に取って、おぉ、これだというものに出会ったときなど、作者に会ってみたい、と思う事もあります。魂がこもっている、などと思ったりします。

ちょっと大袈裟だけど。

財布、ペンケース、革靴、バッグなど、いろいろありますが、これからはしっくりくるものを使いたいと思っています。

これからの世の中はマス的作品は今よりは廃れて、魂の籠った、クラフト作品が小規模ながらやっていける世の中になる、と思います。

大が席巻する世の中よりも、自由な小が活気付く世の中の方が自由で幸せなのは間違いないと思ってます。

少しづつ、そんな世の中が近づいている感じがします。

好きなことをしっかりできる世界。そんな世の中って、ワクワクしませんか?

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