贈り物

　なるべくきれいな言葉を使いたいものです。言霊って最近よく言いますね。本当です。経験的に実感しています。今は私事の例は挙げません。その代わり昔聞いた話を挙げます。

大昔お釈迦様が弟子？を連れて歩いていた時の話。これだけ有名な方ですから妬んだり、逆恨みしたりする人が大分いたようです。ある人が弟子を連れたお釈迦様に道でばったり会いました。妬みが爆発して、お釈迦様に面と向かって罵詈雑言をぶつけたそうです。しかしお釈迦様は何も言わず黙って聞いてました。それを見ていた弟子が何とか諭したらどうですかと囁いたそうです。それでお釈迦様はその男に話しかけたそうです。

曰く、「贈り物を差し出してその相手が受け取らなかったらそれは誰のものだろうか？」と。男はすぐさま「簡単ではないか、それはもともと私のものだから私のものになるに決まっているじゃないか」と。そしてすぐにはっとしたそうです。お釈迦様曰く「分かりましたか？そのような贈り物を（罵詈雑言）を私が受け取らなかったらそれは（そのような汚い言葉）はあなたに跳ね返ってくる、戻ってくるのです。」

この逸話はいろいろ応用できそうですね。なんとなく記憶に残っていたのでお話ししました。別にこうしてくださいと言いたいのではなくて、この話をいつか思い出していただける場面があれば良いなと感じただけです。皆様それぞれやりたいようにやればよいと思います。ただ、それなりの反応が来るのは間違いないのでそれに対して正面からしっかり対処して、それと同時に美しい方向へと意識していけば、いつかは良い世界にたどり着けるような気がします。命があり、体験があり、感情がある。今自分はこういう感情を抱いてると意識してやって行けば良いと思います。自分で選んできたことです。すべて意味があります。貴重な体験です。前に進みましょう。