お金のあり方

意識

お金のあり方
 私達は、いろいろな揉め事に、度々悩まされながら日々暮らしていると思います。
例えば、お金がらみのことなどは、やっかいな事になりがちで、揉め事の中でも比較的多くを占める事なのではないでしょうか。
 魂的には、この世は、ギブアンドギブです。”私達は、無限の知恵、力、愛があります。だから、この泉は、与えて、与えて、与え尽くすことによって開いていく”そうです。上江洲義秀さんの言葉です。わかる気がします。同じ様な事を言っている人は、他にも何人かいます。弁護士の秋山佳胤さんもそうです。
しかし、上江洲さんは、ギブをやり過ぎて、大変なことになり、やはり、この地球では、バランスが大切だと気がついたと言ってました。何でもギブした結果です。奥さんの結婚指輪も、誰かにあげちゃったそうです。地球は、物質世界ですから、気持ちと物質の持ち方、使い方のバランス、調和が必要だと思います。だから、私は、上江洲さんのこの話を聞いたとき、何やってるのだろうと思いました。その時はです。でも、今は、ギブアンドギブの方が楽かもしれないと感じる時があります。極端な話、何もなくなるかもしれないけど、借りもないです。借りがなければ、何かあった時に、突っ込まれることもありません。何もなくなっても、あとは、何かをして働けば、生活はできます。もし、みんながギブアンドギブになったら、どうなるでしょうか。お互い、必要なものが必要な時に手にする事ができたら楽だと思いませんか。あくまで仮定の話です。これができる社会は、神の様な人達の社会かもしれません。
 大昔のことですが、物物交換で成り立っていた時代があったそうです。原始時代というのとは違います。自分が必要とするものを、告知すると、手に入るみたいな感じでしょうか。ある時、頂いたことに対する感謝の気持ちを表すために、感謝の言葉と一緒に、”ある物”を渡す人が出てきました。言葉だけでは足りず、何かの形として気持ちを表したかったようです。しばらくは、感謝の気持ちを表すためだけのものだった様ですが、次第にそれがものを手に入れる際に必要になっていった様です。つまり、感謝の気持ちを表すものが、逆にそれがないとものが手に入らなくなってしまったということです。感謝の気持ちを表すだけの時代は、それは気持ちを表すだけですから、何でもいいわけです。人によって違うものです。バラバラです。しかし、それが無いと必要なものが手に入らないとなると、統一した方が効率が良くなります。制限をかけるわけです。価値を決めて、数値化し、形を統一しました。さらに、それを大量に持った人は有利になります。感謝をあらわすものから、支配できる道具に変わりました。そして、統一したら、今度は、それを作り、発行する権利が生じます。これを独占したら、最強です。何でも出来る様になります。それが、今です。
そこで、なぜ特定の人達がその権利を独占しているのかという疑問と、なぜそれを多くの人が認めているのかという疑問を持つ人達が出てきます。そして、その疑問に焦点を当てて、議論をして、おかしさに気づきます。中には、もう少し生きやすい世の中にできることに気づく人達が出てきます。そしてそれを実行しようと動き始めます。しかし、今までは、この議論は、タブーでした。支配できなくなるからです。タブーに触れようとして、あまりやり過ぎると消されちゃいました。ケネディ大統領や、ジャクソン大統領、大富豪のアスターなどは権力大好きチームにやられてしまいました。そのタブーの期間も、ようやく終わり、議論ができる世の中になりそうです。
今の社会構造は、お金で取引するのが前提になっています。なので、私が今話したことは、今の社会構造では、成り立つのが難しい話です。しかし、この現状を続けていくと、何も変わりません。一人一人が勇気を出して少しずつ変えていければ、みんながもう少し楽に生きられる社会構造を作れるはずです。だから、この議論がもっと取り上げられる様になればいいなと思います。
元々、今お金として流通しているものは、大昔は、感謝の気持ちをより表すためのものだったという話は、もっと広く知られる様になったらいいなと思います。この様に、同じものでも、解釈によって、正反対のあり方をするのです。この話が示す様に、やはり、人間の思いで目の前のことは作られているのですね。事象は事象に過ぎず、それに対する、内なる思いがどうか、それがより大切だということです。これから、どう解釈していきましょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました