なまけ者のさとりかた

意識

そういう題名の本があります。今から50年前にアメリカで書かれた本です。私の好きな本の一つです。地涌社から山川紘矢・亜希子夫妻が日本語に翻訳して出したものです。なんとなく題名を知っているというくらいのものだったのですが、ある日、人と待ち合わせをしていた時、少し時間があるので、フラッと入った本屋でまるでそこにあるのが分かっているかのようにその本があるコーナーに行き、迷わずすぐ手に取り買いました。

家に帰るとすぐ、横になって読み始めました。印象は、何だこれは、という感じでした。出だしは、「私たちはみな平等です。そして宇宙とは、私たちのお互いの関係です。宇宙はただ一種類の実態からできていて、その一つ一つが生命を持ち、一つひとつが自分の存在の仕方を自分で決めています。」これさえわかれば、この本を理解できるというのです。何を言ってるの?という感じでした。今はなんとなくわかります。「私たちはみな平等です」というのは、魂レベルでの事だと思います。私たちは大元に帰るべく様々な経験を自分の意志でやり続けています。今生であの人はあんな人生でいいなと思ったら、どこかの生でそれを選べるという事です。それって究極の平等じゃないでしょうか。「そして宇宙とは、私たちお互いの関係です」というのは、宇宙をジグソーパズルに例えると、私達一人一人は、そのピースで、一つでも欠けたら出来上がらない、成り立たない、だから一人一人は大切でかけがえのない存在だという事でしょう。そういう関係だという事です。「宇宙はただ一種類の実体からできていて」というのは量子という事でしょう。「その一つ一つが生命を持ち」とは、それがエネルギーを持つということ、「一つひとつが自分の存在の仕方を決めています」は、自由意思を持つことを許されているという事でしょう。なんとなく自分なりに理解出来たら、宇宙って意外にシンプルなのかもと感じ、何となく心が軽くなった気がしました。ここから本文が始まるのですがまだまだ難解なところがあるのですが、何度も読んでいるとだんだん面白くなってくる本です。もしよろしかったら読んでみてください。自分なりに理解出来たら気持ちが楽になると思います。そして、これと同じことを言っている人が、言い方は違うけど、結構いるなと思いました。

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